WiMAXプロバイダの口コミでの評判からデメリットを比較する

UQ WiMAXSo-netNiftyなどのインターネットプロバイダ、ヤマダ電機やびっきカメラなど、WiMAXサービスを契約できる会社は30社前後ある。そのどれもが同じWiMAX2+回線を利用するポケットWiFiサービスだが、月額料金プランやキャッシュバックなどの新規契約キャンペーンが異なるため、どのプロバイダでWiMAXを契約するかでメリット・デメリットが違ってくる。

一方、WiMAXプロバイダ各社のページ・公式サイトを見て比較しても、その違いがイマイチ分かり難い。特にデメリットについてWiMAXプロバイダが自ら説明することが無いため、ある意味で当然だろう。

WiMAXプロバイダ各社のデメリットを比較するには、ネット上の口コミや評判を確認するのがおすすめの方法だろう。そこにはWiMAX利用者による満足の声やリアルなクレームなど、口コミ・評判から見えるプロバイダ各社の実態がある。

そこで本稿ではWiMAX利用者による口コミや評判情報をもとに、WiMAXプロバイダ各社のデメリットを比較していきたい。

※なお本稿作成にあたり、WiMAXサービス全般の口コミ・評判については下記のページを参考にした。下記ではWiMAXサービスに関連する口コミ・評判、独自のアンケート調査結果などを網羅的に紹介している。

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通信回線・速度・エリアはどこも同じ-WiMAXプロバイダの比較でメリット・デメリットの差なし

まず口コミ・評判情報からWiMAXプロバイダのデメリットを比較する前に重要なのが、WiMAXプロバイダはすべてWiMAX2+回線を利用する同じインターネット通信サービスを提供している点だ。同じ通信回線を利用するサービスであるため、通信速度も利用するルーター端末もサービス対応エリアもすべて同じである。

一方、ネットの口コミ・評判を確認すると、「プロバイダAは速度が遅い」「プロバイダBはネットに繋がりにくい」などの情報も散見される。これは言い方は悪いがWiMAXをよく理解できていない利用者による誤った口コミ・評価情報と言え、無視する必要がある。

WiMAXプロバイダ各社でメリット・デメリットの差が生まれるのは主に料金・キャンペーン

実際にWiMAXプロバイダ各社間でメリット・デメリットの比較が必要となるのは、月額料金やキャッシュバックなどのキャンペーン内容だ。通信サービスとしては同じものであるが、WiMAXサービスを契約するプロバイダによって料金が違ったり、キャンペーンの適用条件なども違う。これらの違いによってメリット・デメリットの差が生まれ、比較が必要になる。

料金・キャンペーン以外にも、問い合わせへのサポート時間やルーター端末の発送スピードなどの点で違いもあるが、それ以外の点でのメリット・デメリットの差は小さく、WiMAXプロバイダの比較は原則として料金とキャンペーンだ。

UQ WiMAXの評判・口コミとそこから見えるデメリット

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まずは30社前後あるWiMAXプロバイダの中で大元となる、UQコミュニケーションズ社によるUQ WiMAXの評判・口コミから確認していきたいのだが、意外とTwitterやブログなどでの評判・口コミが少ない。このことはUQ WiMAXのサービスに利用者がそこそこ満足している、または大きなデメリットを感じていないことを表しているのかもしれない。

これは、ちょうど携帯電話・スマホで言うとドコモを契約するのと似ている。実は料金が高いのだが、サービスへの信頼度が高く、それなりに満足してしまって不満が出にくいのだ。

口コミでデメリットは出ないが実は料金が最も高いUQ WiMAX

ネット上の口コミには出てこないのだが、実はUQ WiMAXのデメリットはWiMAXプロバイダの中で最も月額料金が高い点だ。WiMAX月間データ通信量7GB制限プランが月額料金3,696円、月間通信量無制限のギガ放題プランが月額料金4,380円と、いずれもWiMAXの正価で何の割引の無い価格である。さらに、キャッシュバックキャンペーンもあるもののUQ WiMAXの公式サイト上にはリンクが無く、隠れて実施されているため存在を知らないユーザーも多いだろう。

つまり「WiMAXとはこういうもの」と思ってUQ WiMAXを契約してしまい、料金・キャンペーンでのデメリットに気付かず、ネガティブな口コミ・評判が出づらいのが実際のところではないだろうか。

一方、上記のように他と比較して高い料金、メリットの少ないキャンペーンに気付いているユーザーはUQ WiMAX以外のプロバイダで契約しているようだ。

GMOとくとくBB WiMAXの評判・口コミとキャッシュバックキャンペーンの問題点

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UQ WiMAX以外のWiMAXプロバイダで人気で、契約者数も多いと予想されるのがGMOインターネット株式会社が運営するGMOとくとくBBだ。このプロバイダの最大のメリットが特典金額が最大で4万円を超えることもある高額キャッシュバックキャンペーンである。一方で、GMOとくとくBBでのWiMAX契約者による口コミ・評判で最も問題点と指摘されるのもこの高額キャッシュバックキャンペーンである。

GMOとくとくBBのキャッシュバックを受け取れないユーザーが続出

WiMAXプロバイダの比較で、最もキャッシュバックキャンペーン金額が高額で、WiMAXの料金も安くできると評判でGMOとくとくBBを契約するユーザーが多いのだが、実際にはキャッシュバック特典を受け取れないユーザーが非常に多いのが問題となっている。

例えば、下記のようなTwitter上での口コミだ。

 

GMOとくとくBBの口コミでの悪い評判からか、消費者団体からの是正申し入れも

このGMOとくとくBBの悪い評判・口コミは、一部のユーザーにたまたま起きた問題ではない。恐らくGMOとくとくBBのキャッシュバックキャンペーン特典を受け取れないという問題は多数発生しており、過去には消費者団体からGMOインターネット株式会社へ是正の申し入れもなされている。

参考:http://www.coj.gr.jp/zesei/topic_161108_01.html

GMOとくとくBBでのWiMAX契約はキャッシュバックキャンペーン特典もあり安いと評判なのだが、特典が受け取れないければ安い料金では利用できない。口コミからはGMOとくとくBBのキャッシュバックキャンペーンの根深いデメリットが浮かび上がってくる。

Broad WiMAX(ブロードワイマックス)の評判・口コミとそこから見えるデメリット

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GMOとくとくBBと並び、WiMAXの人気プロバイダの1つがBroad WiMAX(ブロードワイマックス)だろう。GMOとくとくBBで悪い評判となっているキャッシュバックキャンペーンは無く、その代わりに割引価格の安い月額料金で評判のプロバイダだ。

Broad WiMAXの場合、月間データ通信量7GB制限プランが月額料金2,726円、月間通信量無制限のギガ放題プランが月額料金3,411円GMOとくとくBBやUQ WiMAXと比較して毎月1,000円近く安い月額料金が魅力であり、評判の良い理由である。

キャッシュバックキャンペーンと違い、受け取りのリスクも無く、また毎月の費用負担が軽くWiMAXを利用できるため、デメリットの少ないプロバイダと考えられる。

Broad WiMAXの場合、問い合わせの電話が繋がりにくいとの口コミが問題

Broad WiMAXに関する口コミや評判を確認すると、料金やキャンペーンに対するデメリットを指摘する声は少なく、その点はBroad WiMAXの料金に利用者が満足している証拠だろう。その点はGMOとくとくBBと比較して対照的な点である。

一方、Broad WiMAXの口コミ・評判で目立つのがカスタマー問い合わせセンターへの電話が繋がりにくいという内容だ。WiMAXルーター端末を利用中、何も問題が無ければ問い合わせの必要も無いが、何か問題があればすぐに電話問い合わせがしたいものだ。この電話が繋がりにくいのは確かにデメリットだろう。

ただし、GMOとくとくBBやその他のWiMAXプロバイダでも、特に月末・月初は料金請求に関連した問い合わせは多いようで、どこも電話が繋がりにくいのは同じ様子。Broad WiMAXの場合は料金・キャンペーンについて口コミでの悪い評判が少ないため、たまたま問い合わせの悪い評判が目立って見えるだけのように思える。

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JP WiMAXの評判・口コミとデメリット

2018年にサービスを開始したWiMAXプロバイダ・JP WiMAX(ジェーピーワイマックス)もBroad WiMAXと同様に安い月額利用料金が特徴のプロバイダだ。Broad WiMAXと同様、料金やキャンペーン内容のデメリットを指摘するような口コミや悪い評判は少ないのだが、JP WiMAXの場合は契約・申し込み後のルーター端末発送について悪い評判・口コミが多い点が特徴だ。

ルーター端末発送や問い合わせ対応が口コミから見えるJP WiMAXのデメリット

JP WiMAXの口コミ・評判を確認すると、下記のような情報がTwitterで確認できた。主にルーター端末発送におけるトラブル(注文したのと違う色の端末が送付された、端末の配送が遅いなど)や、問い合わせたものの回答が遅い、といったデメリットを指摘する口コミだ。

契約したけど希望の端末が在庫切れとの事で入荷待ちさせられている。にも関わらずだ!利用料の請求は申込の日付けでクレジットカードの利用明細に載っている。まだ端末は手元にないのに!?

JP WiMAXの問い合わせにメールを送ってもまともに返事が来なくて自分も参っています。(機種が無いから云々で信用出来ないので即解約しようと思います)

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大手インターネットサービスプロバイダ系のWiMAXはどうか?

WiMAXは大手インターネットサービスプロバイダでも契約可能だ。このうち、@niftyニフティ)とBIGLOBEビッグローブ)はGMOとくとくBBと同様のキャッシュバックキャンペーンを実施しており、GMOとくとくBBと同様のデメリットを指摘する口コミ・悪い評判がある。

一方、大手インターネットサービスプロバイダの中でもSo-netはBroad WiMAXやJP WiMAXのような月額料金の割引キャンペーンを実施しており、キャッシュバックキャンペーンのようなデメリット無しにWiMAXを利用できる点が魅力だ。

ただしどれも大手インターネットサービスプロバイダのため、UQ WiMAXと同様、比較的料金が高い点がデメリットだ。もしこれらの大手プロバイダで契約するとしたら、問い合わせへのサポート時間の長さなど、大手ならではの安心感が理由だろう。下記のような口コミがその象徴だ。

家電量販店(ヤマダ電機ビックカメラなど)でのWiMAX契約はどうか?

またWiMAXを家電量販店の店舗店頭で契約することも可能で、ヤマダ電機ビックカメラがその代表格だ。家電量販店での契約の場合、その場で申し込みでき、ルーター端末の受け取りもできる点が魅力だが、WiMAXの料金体系はUQ WiMAXと同様に高い点がデメリットだ。

初回契約時は店頭で慌てて契約するからか、家電量販店のWiMAXの月額料金の高さに気付くユーザーは少ない様子。一方、初回契約満了時の契約更新時に、初めて他のプロバイダと料金を比較し、家電量販店のWiMAXがお得でないことに気付く利用者が多い様子が口コミを確認するとよく分かる。

 

以上で紹介した通り、WiMAXプロバイダの口コミでの評判からデメリットを比較すると、どのプロバイダも一長一短であり、デメリットが完全に無いWiMAXプロバイダというのは残念ながら無い様子である。

とは言え、すでにWiMAXの契約件数は3,000万件以上。大多数のユーザーは大きなデメリットを感じずに利用を続けているのも事実であるので、あまり細かいデメリットにはこだわり過ぎず、比較の結果、デメリットの最も少ないプロバイダでWiMAXを契約するのが妥当な方法であり、考え方ではないだろうか?

 

 

ギガMAX月割はお得か?~WiMAXとUQモバイルのセットで毎月300円割引

ギガMAX月割

UQコミュニケーションズがいよいよUQ WiMAXUQモバイルのセット割引・ギガMAX月割を開始した。WiMAXUQモバイルの同時契約で毎月300円がUQモバイルの利用料金から割引される新しい制度だ。

UQ WiMAXの契約者数はすでに2019年初頭時点で3,100万件を突破しており、今後はこの顧客資産を活用、ギガMAX月割でUQモバイルの加入者数を増やすといった狙いだろう。

一方、我々利用者側からすれば、それほどお得な割引制度であるのかは疑問だ(参考:UQのギガMAX月割はお得?~もっと賢いWiMAXの契約・利用方法)。そこで本稿ではUQコミュニケーションズが提供する新たなセット割引制度・ギガMAX月割をレビューするとともに、WiMAX利用者にとってギガMAX月割の利用がお得かを考えたい。

2019年3月受付開始!WiMAXUQモバイルのセット割引・ギガMAX月割

2019年3月にUQコミュニケーションズが新たに受付開始したセット割引・ギガMAX月割。WiMAXUQモバイルの両方を利用している契約者が対象で、申し込みするとUQモバイルの月額基本使用料から毎月300円を割引されるお得な割引制度だ。

ポケットWiFiルーターサービスの中でも特に契約者数が多く人気のWiMAX(ワイマックス)と、格安SIMスマホサービスの中でも通信速度の点で口コミでの評価も高いUQモバイルの組み合わせを割引料金で利用できるとあり、注目が集まっている。

注意:ギガMAX月割の適用条件

ただし、WiMAXUQモバイルの両方を利用していれば、すべてギガMAX月割の適用対象となる訳では無い。以下の3点が主な適用条件であり注意が必要だ。

  • WiMAXの契約名義とUQモバイルの契約名義が一致していること(つまり、どちらかは家族名義で契約している場合などはギガMAX月割の割引適用対象外)
  • UQモバイルの利用プランが、おしゃべりプランS・M・L、またはぴったりプランS・M・Lのいずれかであること
  • WiMAXの契約プランが、UQ Flatツープラス ギガ放題(3年)、またはUQ Flatツープラス(3年/4年)であること(つまり、2年契約は対象外である点に注意)

WiMAXの契約期間は3年が主流になっているが、現在まだ2年契約で利用中の場合はギガMAX月割の適用対象外である点が注意点だ。

UQ WiMAX以外のプロバイダ契約でもギガMAX月割を利用可能

なお、ギガMAX月割による料金割引はUQ WiMAX以外のプロバイダでWiMAXを契約している場合も適用対象だ。例えば、UQモバイル@nifty WiMAXを契約している場合や、GMOとくとくBBでWiMAXを契約している場合なども適用対象だ。

※一部適用対象外のプロバイダがある点にも注意が必要。例えば、2018年にサービスが開始されたばかりのJP WiMAX(ジェーピー・ワイマックス)はギガMAX月割の適用対象外。

参考:ギガMAX月割│格安スマホ/SIMはUQ mobile(モバイル)

WiMAX利用者にとってギガMAX月割はお得でおすすめなのか?

UQ mobile


WiMAXをすでに契約している利用者からすると、ギガMAX月割でUQモバイルの月額料金が300円安く利用できるようになったというのが今回の割引制度だろう。では、WiMAX利用者は積極的にUQモバイルを契約し、ギガMAX月割を使うべき!というほど、お得でおすすめな割引内容なのだろうか?

格安SIMスマホWiMAXの併用はおすすめの節約方法

そもそもWiMAXを利用中にもかかわらず、現在もドコモやauソフトバンクなどのキャリアで携帯電話・スマホを契約中であれば、UQモバイルなどの格安SIMスマホなどへの乗り換えはおすすめの料金節約方法と言えるだろう。ギガMAX月割を利用することで、さらに携帯電話・スマホ料金を節約も可能だ。

WiMAXルーター端末を持ち歩けば、携帯電話やスマホでのインターネット利用はほぼ無く、音声通話で利用する程度だろう。また音声通話もLINEなどを利用する場合、実質WiMAXルーター端末経由のインターネットがあれば携帯・スマホ契約は不要だ。

となると、ドコモやauソフトバンクなどで高い基本料金を支払いながら携帯電話・スマホの契約を維持することは無意味で、いざという時の通話やインターネット通信のために最小データ容量の格安SIMスマホを契約しておく程度で十分だと考えられる。

つまりWiMAX利用者にとって、格安SIMスマホとの併用に切り替えることはおすすめの通信費用の節約方法の1つだ。

参考:格安SIMとWiMAXギガ放題の併用でスマホ代を大幅節約する方法

UQモバイルにこだわらなければ、他社格安SIMの方がギガMAX月割より安い

WiMAX利用者にとって格安SIMの併用は有効な節約方法である一方、ギガMAX月割が適用されるUQモバイルが一番のおすすめという訳でもない。ギガMAX月割で通常よりも300円安い月額料金でUQモバイルを利用できる点は魅力だが、割引後のUQモバイルよりもさらに安い料金で利用可能な格安SIMスマホサービスもある。

例えば、UQモバイルの最安プランの月額料金は1,980円で、ギガMAX月割が適用されても1,680円。さらに契約2年目以降は料金が値上がりするのと比較して、格安SIMサービスのmineo(マイネオ)の場合は最安のデータ容量500MBプランに音声通話を付けても月額料金は1,310円WiMAXとmineoの組み合わせの方が、WiMAXUQモバイルの併用+ギガMAX月割よりも安いことになる。

まとめ・結論:ギガMAX月割を積極的に利用すべきか?

上記の通りで、現在すでにUQモバイルを利用中であったり、どうしてもUQモバイルが良いなどのこだわりが無ければ、結論で言えばギガMAX月割は必ず利用・申し込みすべき、圧倒的にお得なサービスではないということになる。

念のため、下記の4パターンに分けて、おすすめがどのようになるかを解説しよう。

すでにWiMAXUQモバイルを契約中の場合

現在、すでにWiMAXUQモバイルを契約中で、その利用に満足している場合はわざわざ他社サービスへの乗り換えは不要だろう。すぐにギガMAX月割に申し込みするのがおすすめだ。現在UQモバイルを契約中の場合、UQモバイルの会員向けサポートページ・my UQ mobileからオンラインでギガMAX月割の申し込みが可能だ。

すでにWiMAXUQモバイル以外の格安SIMを契約中の場合

この場合もすでに料金面では十分な節約ができている可能性が高く、わざわざUQモバイルに乗り換えてギガMAX月割を利用することはしなくて良いだろう。ただし、利用中の格安SIMサービスの料金が高かったり、通信状態が悪くて使い物にならないといった問題がある場合は、通話品質や回線速度の評価が高いUQモバイルへの乗り換え、またギガMAX月割の利用もおすすめだ。

一度、UQモバイルのSIMを無料で短期間お試しできるTry UQ mobileのサービスを利用、UQモバイルの品質を無料で確認してみるのもおすすめだろう。

参考:【公式】Try UQ mobile

WiMAXとキャリアの携帯電話・スマホを契約中の場合

この場合は前述の通り、キャリアの携帯電話やスマホは解約し、格安SIMサービスへの乗り換えがおすすめだ。ただし、ギガMAX月割があるからとUQモバイルにこだわる必要は無く、UQモバイルよりも300円以上安いサービスを探して契約するのがおすすめとなる。

UQモバイルを契約中だがWiMAXを未利用の場合

逆にUQモバイルを契約しているもののWiMAXのポケットWiFiルーターは利用していない場合、ギガMAX月割を利用して実質毎月300円割引でWiMAXのポケットWiFiルーターを契約・利用できることになり、WiMAXの追加契約がお得でおすすめだ。

ただし、UQモバイルと同じUQコミュニケーションズのUQ WiMAXは月額料金プランが高く、またキャンペーンも不十分のため、UQ WiMAX以外のお得な料金、かつギガMAX月割の利用も可能なプロバイダWiMAXを契約することがおすすめだ。

 

WiMAXはキャッシュバックなしで安いところをおすすめする3つの理由

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筆者の経験から言うと、WiMAXのキャッシュバックキャンペーンはおすすめではない。もしかすると、キャッシュバックキャンペーンというものは全般的におすすめではないのかもしれないが、WiMAXの契約を検討する中で非常に危険だという印象を感じた。

まず第一に、WiMAXのキャッシュバックキャンペーンは特典の受け取りやすさ、利用者にとっての使い勝手の良さがほとんど考慮されていない。むしろ、利用者が受け取りに失敗してプロバイダが得する、またキャッシュバックを理由にプロバイダ契約を解約させないための手法となっている印象だ。

そして第二に、実際にWiMAXプロバイダからのキャッシュバック特典の受領に失敗するケースが多い。Twitterなどの口コミを見ても明らかだ。

本稿では、WiMAXはキャッシュバックなしで安いところをおすすめする理由、つまりキャッシュバックキャンペーンの利用は避けた方が良い理由を筆者の経験を交えながら紹介したい。

キャッシュバックがあってもWiMAXの料金が安くないケースも-惑わされないように注意が必要

筆者がWiMAXの契約において、キャッシュバックなしで安いプロバイダをおすすめする理由は、キャッシュバックがあっても実際は料金が高いプロバイダが多いためだ。キャッシュバック●万円などとあると安い印象を感じてしまいがちだが、それこそプロバイダ側の印象操作の思うツボだ。

結局、キャッシュバックキャンペーンのせいで料金計算・比較が複雑になるだけで、実際に丁寧に比較してみるとキャッシュバックなしで月額料金が安いWiMAXプロバイダの方が総額費用も安く済むケースがある。

もし「キャッシュバックがあればおすすめ、キャッシュバックなしは高い」という先入観があれば、まずそれを忘れるべきだろう。

特にUQ WiMAXは月額料金が他と比較して高い、キャッシュバックは意味をなさない

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この最たる例がUQ WiMAX(ユーキューワイマックス)だろう。WiMAXの本家プロバイダと知られるUQコミュニケーションズが運営するサービスだ。テレビCMや電車の中づり広告などさまざまなところで見かけることがあるサービスだけに、UQ WiMAXWiMAXを契約する人も多いだろう。

さらに現在(本稿執筆時点)、UQ WiMAXでは最大13,000円のキャッシュバックキャンペーンも実施中である。WiMAXの契約と同時に13,000円がプレゼントされると聞いたらお得と感じる消費者も多いだろう。

ただし、UQ WiMAXでのWiMAX契約が料金が最も高く、13,000円のキャッシュバックキャンペーンがあっても料金的には損なので、他社がおすすめというのが実状だ。

UQ WiMAXの場合、WiMAXの月間7GB制限プランの月額料金が3,500円前後、無制限のギガ放題プランの月額料金が4,500円前後と他社と比較して1,000円近く高い上、3年契約が基本だ。つまり契約期間3年間で他社よりも約3万円高くなる。13,000円のキャッシュバックキャンペーンがあっても意味をなさないのは計算すれば簡単に分かることなのである。

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キャッシュバックキャンペーンがある分、月額利用料金が高い

またキャッシュバックなしで安いところをおすすめするもう1つの理由が、キャッシュバックキャンペーンを提供するWiMAXプロバイダは概して月額利用料金が高いからだ。 月額料金が安いWiMAXプロバイダと比較すると、GMOとくとくBBなど高額キャッシュバックを謳うプロバイダは約1,000円ほど高い月額料金を設定している。

このため、WiMAX利用料金としてプロバイダに支払う金額は、3年契約の総額でプロバイダにより3万円~4万円も違うことになる。この差額をキャッシュバックで返金しようというのがGMOとくとくBBなどのキャッシュバックキャンペーンを提供するプロバイダの戦略だ。

しかしながら結局キャッシュバックを受け取ったとしても、WiMAXの利用料金総額は月額料金が安いプロバイダと大差が無いことになる。

キャッシュバック利用では契約1年目の途中解約ができない

 料金総額に大きな差が無いのであれば、どんなキャンペーンを利用してWiMAXを契約しても良いのだが、キャッシュバックには何かと制約やリスクが多い。その1つが、WiMAX契約1年目の途中契約が実質上、困難になる点だ。

ほとんどのWiMAXプロバイダでキャッシュバック受け取りは利用開始1年後など、すぐにもらえない仕組みとなっている。もちろんできるだけ長期で利用させようというのがプロバイダ側の狙いだ。

ところが我々利用者にとってみれば、急な異動・引っ越しもあり、たまたま移動先のエリアがWiMAXの非対応エリアである可能性もある。その場合、WiMAXの端末を1年目に途中解約しようとすればキャッシュバックは受け取れない上、違約金の支払いも必要になる。キャッシュバック受け取り前の途中解約は基本的に損になるため、何か月か無駄に月額料金を払い続けることになるかも知れない。

GMOとくとくBBなどキャンペーン特典の受け取りが複雑なプロバイダが多い

途中解約が実質的に困難な仕組みである以上にWiMAXのキャッシュバックキャンペーンで問題になるのが、特典受け取りの方法や仕組みが複雑であることが多い点だ。この複雑さや、契約開始1年後という覚えていられるか分からない空白期間が原因で、実はキャッシュバック特典を受け取らなかった、受け取れなかった、というユーザーが非常に多いようなのだ。

このキャッシュバックキャンペーンの仕組みの複雑さは多数のクレームに繋がっているようで、一部は消費者団体にもその声が届いている。

GMOとくとくBBはキャッシュバックの分かり難さで消費者団体から是正を求められている

GMOとくとくBBはWiMAXの人気プロバイダであるものの、いろいろと問題や悪評も多いプロバイダだ。その1つの証拠に、GMOとくとくBBは非営利消費者団体「消費者機構日本」よりキャッシュバックキャンペーンの是正に関する申し入れを受けている。

http://www.coj.gr.jp/zesei/topic_161108_01.html

この是正申し入れの中では

  • キャッシュバック受け取りが11ヶ月後(約1年後)と遅いため、消費者が忘れてしまう可能性がある点
  • 消費者へのキャッシュバック受け取りについての連絡が、GMOとくとくBBが発行した(普段消費者が使用していない)メールアドレス宛になされる点 

の2点が特に問題視されており、WiMAXのキャッシュバックキャンペーンの受け取りづらさは、もはや折り紙付き(?)なのだ。

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おすすめはキャッシュバック無しで安いWiMAXプロバイダでの契約

以上のような理由から、筆者はWiMAXの契約でキャッシュバックキャンペーンの利用はおすすめせず、当ブログでも紹介しているBroad WiMAXのような、キャッシュバックキャンペーンが無くても月額料金が安いプロバイダでの契約をおすすめしている。

 キャッシュバックキャンペーンを提供するWiMAXプロバイダと総額料金の点で大きな差が無い上、途中解約しづらいと言った問題も無く、かつ何より面倒なキャッシュバック特典の受け取り手続きをしなくて済むからだ。

Y!mobile・ソフトバンクエアーで苦しんでいる方へ、WiMAXへの乗り換えに朗報!

ポケットWiFiY!mobileや、ホームルーターSoftBank Airソフトバンクエアー)を契約、思ったように速度が出なかったり、繋がりにくいエリアがあるなど、悩まれている方もいるかも知れない。どちらのサービスも3年契約などで途中解約には違約金も発生するため、苦しみながらも利用を続けている方もいそうだ。

そのような方に朗報なのがWiMAXへの乗り換えがキャンペーンを利用して比較的簡単にできるようになった点だ。これはWiMAXのプロバイダのうち、Broad WiMAX(ブロードワイマックス)の違約金負担キャンペーンを利用するものだ。

本稿では、Y!mobileソフトバンクエアー利用者向けに、WiMAXへのお得な乗り換え方法を紹介したい。

WiMAXへの乗り換えとは?

WiMAXでは「乗り換え」というキーワードがよく出てくる。現在、WiMAX以外のインターネット通信サービス(フレッツ光などの固定回線や他社ポケットWiFiなど)を利用中であれば、当然既存の契約を解約、WiMAXを新規に契約することが「乗り換え」だろう。

ただし、実はWiMAXを契約中でも「乗り換え」は重要なキーワードなのである。WiMAXのサービスを利用するにはプロバイダ契約が必要なのだが、このプロバイダが30社近くあり、どのプロバイダで契約するかで利用料金が大きく変わるのだ。一度プロバイダ契約をした後で、「別のプロバイダでWiMAXを契約したほうが安かった」と気づくこともあり、そこで検討すべきなのがプロバイダの「乗り換え」なのである。

WiMAXをすでに契約中の場合、プロバイダの乗り換えは一般的

WiMAXのサービスは、最もメジャーなUQコミュニケーションズの「UQ WiMAX」をはじめ、ビックカメラヨドバシカメラなどの大手家電量販店、So-netBIGLOBEなどのインターネットプロバイダなど実に30社近くが存在する。

利用する通信回線は同じWiMAXで、使用するルーター機種も基本的に同じため、どのプロバイダで契約しても通信サービスそのもののクオリティは同じなのだが、毎月の月額利用料金や利用できるキャッシュバックキャンペーンなどの内容が大きく異なる

一般にオンライン契約が可能なプロバイダほど安く、UQ WiMAXauショップ、家電量販店などの契約では料金が高い。WiMAXユーザーの中には慌てて家電量販店で契約した後で料金が他のプロバイダよりも高いことに気づき、「プロバイダを乗り換えたい」となるユーザーも多いようだ。

このため、WiMAXでは既存の契約者を対象に「プロバイダの乗り換えキャンペーン」などを提供しているプロバイダもある。

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既存のポケットWiFiの解約では違約金がかかる

 一方、現在WiMAX以外のポケットWiFiサービスを利用しているユーザーの中にも、WiMAXへの乗り換えを希望する人がいそうだが、ネックになるのが既存のポケットWiFi契約の解約に伴う違約金の支払いだ。

例えば、このページで取り上げるY!mobileの場合、原則として契約期間中の途中解約には9,500円の契約解除料がかかる。また、契約時にパソコンやタブレットを同時購入するバリューセットプランを契約している場合、契約経過年数によっては数万円の契約解除料が請求される。

同様にポケットWiFiではないがホームルーターソフトバンクエアーの場合も途中解約には違約金が必要だ。ソフトバンクエアーの場合も契約解除料は9,500円だが、ルーター端末を購入扱いにしていると端末代金の残債も請求される可能性がある点に注意が必要だ。

WiMAXへの乗り換えでは、プロバイダの比較検討が必要

また高い違約金を負担してWiMAXに乗り換えたとしても、WiMAXの利用料金が高いプロバイダと契約しては意味がない。前述の通り、WiMAXを契約できるプロバイダが多数あるため、各プロバイダの料金やキャンペーン内容の比較が、乗り換え・WiMAXの新規契約では重要になる。

Broad WiMAXの違約金負担・乗り換えキャンペーンとは

ここからが本稿で朗報として特にY!mobileソフトバンクエアーで苦しんでいる方、WiMAXへの乗り換えを検討したい方に伝えたい内容になるが、それがWiMAXプロバイダの1社、Broad WiMAX(ブロードワイマックス)が実施中の違約金負担・乗り換えキャンペーンだ。

このキャンペーンを利用すると、Y!mobileソフトバンクエアーの途中解約で必要となる契約解除料のうち、最大19,000円をBroad WiMAXが負担・キャッシュバックしてくれるため、他のWiMAXプロバイダに乗り換え・新規契約するよりも、WiMAXへの乗り換えをお得に実現できる。

他社WiMAXからの乗り換えだけでなく、Y!mobileソフトバンクエアーからの乗り換えも対象に

もともとBroad WiMAXの乗り換えキャンペーンは、他社WiMAXからBroad WiMAXへの乗り換えが対象だった。WiMAXを現在契約中の場合も、プロバイダ契約を途中解約しようとすると違約金が発生する。この違約金を負担しつつ、乗り換えにより顧客数を拡大するのがBroad WiMAXの狙いだろう。

この狙いが上手くいっているからか、この乗り換えキャンペーンの対象を「他社WiMAX契約者」から拡大、他社WiMAXを利用中、または「Y!mobileソフトバンクエアーを契約中」の場合も乗り換えキャンペーンを利用可能となった。

Broad WiMAX(ブロードワイマックス)への乗り換えキャンペーンについて

契約解除料負担の乗換キャンペーン | 【公式】Broad WiMAX

Y!mobileソフトバンクエアーの契約解除料9,500円を負担することなくWiMAXを新規契約・乗り換えできることになるため、WiMAXへの乗り換えを検討中だったユーザーにはお得なキャンペーンということになる。

Broad WiMAX(ブロードワイマックス)の違約金負担キャンペーン利用方法

またBroad WiMAX(ブロードワイマックス)の違約金負担キャンペーンの利用方法が非常にシンプルな点もメリットの1つだろう。

キャッシュバックの金額は違約金がわかる書類を「shop@wimax-broad.jp」までメールでお送りいただいて、ご確認させていただきご判断させていただきます。

このように、メールで書類を送るだけでキャッシュバック可否の回答を得られる。不安な場合はY!mobileソフトバンクエアーを解約する前に、上記のメールアドレス宛に乗り換えキャンペーンの利用可否を確認すると良いだろう。

Broad WiMAXは安い料金でWiMAXを利用可能なおすすめプロバイダの1つ

違約金負担キャンペーンがあっても、Broad WiMA(ブロードワイマックス)が高額な利用料金のWiMAXプロバイダであれば意味がない。このBroad WiMAXの違約金負担・乗り換えキャンペーンをおすすめするのは、もともとBroad WiMAXが30社近いWiMAXプロバイダの中でもおすすめのプロバイダの1つだからだ。

 Broad WiMAXの新規契約の場合、他社WiMAXにあるようなキャッシュバックキャンペーンは無いものの、ルーター最新機種が無料で提供されるほか、Broad WiMAXの場合は月額利用料金が他社と比較して安い点がポイントだ。

例えば、UQ WiMAXや家電量販店で契約すると月額4千円以上になるWiMAXのギガ放題プランの利用料金が、Broad WiMAXでは月額3千円台で済む。毎月1,000円を節約できるとすれば、3年間で3万円~4万円の料金差ということになる。

WiMAXの場合、UQ WiMAXの価格がいわば「正価」で、Broad WiMAXは割引価格で利用できるという意味合いだ。前述の通り、通信サービスそのものの内容はどこで契約しても同じため、割引価格で利用できたほうが良いだろう。

まとめ

Broad WiMAXの乗り換えキャンペーン利用のメリットをめとめると以下の3点になる。

  1. Y!mobileソフトバンクエアーの契約解除料を自己負担せず、WiMAXに乗り換え可能
  2. 無料でWiMAXルーターの最新機種が手に入る
  3. Broad WiMAXの月額料金が非常に安いため、他社でWiMAXを利用するよりも安い費用でWiMAXを利用できる

WiMAXへの乗り換えを検討中のY!mobileソフトバンクエアー契約者であれば知っておいて損はないキャンペーン内容だ。

auのポケットWiFiってUQ WiMAX?じゃ、Broad WiMAXって何??

先日、とある方との会話で「auのポケットWiFiを契約して使っている」と聞いて、「あー、UQ WiMAXですね」と回答したら、「いや、auです」と真面目な顔で回答されてしまった。

確かにauユーザーがauショップなどで契約すると、それは「auのポケットWiFi」以外の何物でも無いのだろうが、UQ WiMAXやその他プロバイダで契約できるWiMAXルーターと全く同じものを使っている、と理解していないのは不幸なことかも知れない。

本稿ではauのポケットWiFiとは何なのか?WiMAXと何が違うのか?auUQやBroadなどさまざまなWiMAXの違いは何かについて解説したい。

auのポケットWiFiとはUQコミュニケーションズが運営するWiMAXである

最初に結論を言えば、auのポケットWiFiUQ WiMAXは同じものである。そして、UQコミュニケーションズが回線を管理・運用するWiMAXサービスは、20社以上のプロバイダで契約できる。auはそのWiMAXを契約可能なプロバイダの1つに過ぎない。

これは使用するルーター端末や通信回線、および通信速度や対応エリアまでもがすべてauUQ WiMAX、その他のWiMAXプロバイダですべて同じことを意味する。

UQ WiMAX以外のプロバイダはすべてMVNO

MVNOという言葉がある。

MVNOは、Mobile Virtual Network Operator(仮想移動体通信事業者)の略。何やら難しそうですが、携帯電話などの無線通信インフラ(ケータイやスマホに電波を送るための基盤のこと)を他社から借り受けてサービスを提供する事業者のこと

NTTコミュニケーションズのWEBサイトより引用)

要するに通信回線は持たずに、他社の通信回線で(あたかも自社で通信設備を持っているかのように)サービスを提供する事業者MVNOだ。そう書いてしまうと何かズルい会社のように見えてしまうが、格安SIMや格安スマホなどの会社のサービス(「ドコモ回線を使用」などと必ず併記されている)などもすべてMVNOだ。

これは、ドコモやソフトバンクauなどが通信回線を寡占状態に占有し、好き放題料金を吊り上げてしまうのを防ぐために国が保証している仕組みだ。

そして、WiMAXもまたUQコミュニケーションズが通信回線を管理しながら、20社以上のMVNO(プロバイダ)に回線を貸し出しWiMAXの通信サービスを契約できるように開放している。この構造で言えば、auもまたUQ WiMAXMVNO(プロバイダ)の1つン過ぎないことになる。

つまりauのポケットWiFiとは、UQコミュニケーションズが管理するWiMAX通信回線をauが借りて提供しているポケットWiFiサービスと言うことになり、UQ WiMAXなど他のプロバイダが提供する通信サービスと、エリアも速度もすべて同じと言うことになる。

auポケットWiFiの無制限プラン=WiMAXのギガ放題プラン

 共通するのは通信サービスのエリアや速度だけでない。auポケットWiFiの料金プランも(月額料金などの価格やキャンペーン内容を除いて)他のWiMAXプロバイダと同じである。

通常、WiMAXでは月間通信量7GB制限のプランと、月間通信量が無制限のギガ放題プランの2つが提供されるが、auのポケットWiFiも同様で7GBプランと無制限プランの2つ。ただし、料金プラン名はそれぞれWiMAX 2+ フラット for DATA」「WiMAX 2+ フラット for DATA EX」と変わっているので、独自のプランのように思えてしまう。

しかし、実態としてはauポケットWiFiの無制限プラン=DATA EXプラン=WiMAXのギガ放題プランという図式が成り立つ。月間無制限とは言え、直前3日間での通信量が10GBを超過すると速度制限がかかる点も同じだ。

auのポケットWiFiauでなくても契約できる

ここまでの説明の通り、auでポケットWiFiを契約しようとも、その他のWiMAXプロバイダで契約しようとも、ポケットWiFiルーターの性能・スペックやインターネット接続サービスの内容、料金プラン内容はどこでも同じなのだ。

では一体何が違うのかと言うと、利用するWiMAXの料金プランの月額料金や、適用可能なキャッシュバックなどのキャンペーン内容が違いとなる。

つまり同じWiMAXのポケットWiFiルーターサービスであるにもかかわらず、auで契約するか、他のWiMAXプロバイダで契約するかで、料金・費用負担が違うのだ。通信サービスの内容そのものは同じだとすれば当然料金の安いプロバイダでの契約がおすすめとなる。

他のMVNO(プロバイダ)と比較するとauのポケットWiFiは料金が高い

ここで問題になるのがauで契約するポケットWiFiWiMAX)の料金だ。この月額料金は月間通信量7GBプラン(WiMAX 2+ フラット for DATA)で3,696円、ギガ放題プラン(WiMAX 2+ フラット for DATA EX)で4,380円であり、UQ WiMAXで契約するのと同じ価格だ。これはいわゆるWiMAXの正規料金である。

これと比較して、通信設備を維持・管理する必要のないMVNO(プロバイダ)は、安い料金でサービスを提供できることになる。月額料金が割引価格で安いことで人気のWiMAXプロバイダ・Broad WiMAXの場合は、月間通信量7GBプランが2,726円、ギガ放題プランが3,411円と、それぞれauで契約するポケットWiFiWiMAX)の料金と比較して月額で1,000円近く安い

逆に言えば、対応エリアや速度などのサービス内容が全く同じサービスにもかかわらず、auUQ WiMAXでの契約は料金を損するだけとも言える。

auスマートバリューmineは、auでの契約でなくても適用可能

 WiMAXについて良く調べているauユーザーの場合、「auスマートバリューmine」と呼ばれる割引の申請を考えているかもしれない。これはauユーザーがWiMAXを契約すると申請可能になる割引制度で、手続きをするとauの利用料金から月額最大で1,000円が割引される。

この制度を利用して安くWiMAXを契約しようと考えているユーザーの中にはauでの契約が必要と思われるかも知れない。

実はこの「auスマートバリューmine」は、auユーザーがau以外でポケットWiFiWiMAXを契約しても適用可能なのだ。前述した月額料金の安いBroad WiMAXで契約してもauスマートバリューmineを利用でき、割引を受けられる。

突き詰めると、やはりauでポケットWiFiWiMAXを契約する理由やメリットがほとんど見当たらないのである。

いずれにせよauユーザーにおすすめのポケットWiFiWiMAX

以上、auのポケットWiFiを紐解いてみると、中身はWiMAXと同じだということを紹介した。しかしながら、auユーザーにとっておすすめのポケットWiFiWiMAXであることは変わらない。auスマートバリューmineを利用できるため、ソフトバンク回線を利用するポケットWiFiY!mobileYahoo! Wi-Fi)やドコモ回線のモバイルルーターなどよりも確実に安い料金でポケットWiFiルーターを利用できるからだ。

さらに、auのポケットWiFiでもあるWiMAXは、独自のWiMAX2+通信回線を使ったインターネット通信に加え、auの4G LTE回線を使ってもインターネット接続が可能と言うメリットもある。auユーザーにとっては普段から自分がスマホや携帯で使っているauの4G LTE回線を使えるポケットWiFiルーターとなれば、電波が繋がることも分かっており、安心して契約できるだろう。

ただ唯一の注意点はauショップでポケットWiFiルーターを契約しない、WiMAXMVNO(プロバイダ)を利用する、ただそれだけである。

 

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遂に速度1Gbps超え-WiMAXのルーター最新機種W06・L02のこと

2019年1月、WiFiルーター業界で最大のニュースと言えば、WiMAXの下り最大速度が1Gbpsを超えたことだろう。これまでも毎年、速度の改善・改良を重ねてきたWiMAXだが、遂に1Gbpsを超え、類似のポケットWiFiサービスの中でも頭一つ抜け出した存在になったという感すらある。

今回の記事では、WiMAXモバイルルーター最新機種W06やホームルーター最新機種L02の最新情報とともに、他のポケットWiFiサービスにおける最大速度なども比較して紹介したい。

2019年1月発売開始・WiMAXの最新モバイルルーターW06

WiMAX W06

WiMAX W06

2019年1月に発売されたWiMAXの最新モバイルルーターW06は、ファーウェイ製(Huawei製)の最新機種。前機種W05の発売が2018年1月だったため、ちょうど1年後の新機種投入となった。

WiMAXでは2018年11月にNEC製のモバイルルーター最新機種WX05が投入されたばかりで、今何かと話題のHuawei製を避け、WX05で契約しようと考えるユーザーもいるかもしれない。ただし、注目しなければならないのがその通信速度だ。

下り最大速度1.2Gbps対応と、NEC製WX05の約3倍速い

驚くべきは、ポケットWiFiルーターとして初めてWiMAXのW06は下り最大速度が1Gbpsを超えたことだろう。筆者はまだ実際のW06を利用して通信を行っていないが、NEC製のWiMAXモバイルルーター最新機種WX05の下り最大速度440Mbpsと比較すると、約3倍にまで速度が向上していることになる。さすがに実測レベルで1.2Gbpsとなることは無いが、実測でもW06はWX05と比較して速い端末であることは間違いないだろう。

無線WiFi接続時は下り最大速度867Mbps

一点注意したいのは、上記の1Gbps超えは、「ハイスピードプラスエリアモード使用時」かつ「USBケーブルによる有線接続時」という前提がある点だ。外出先での利用も多いポケットWiFiルーターで、わざわざUSBケーブルで接続して利用する、というシーンは少ないだろう。それでも、無線WiFi接続でも下り最大速度は867Mbps対応と、WiMAXの他のモバイルルーター機種、あるいは他のポケットWiFiサービスのルーター機種と比較して、史上最速のポケットWiFiルーターと呼ぶに値する速度スペックだ。
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同じく下り最大速度1Gbpsのホームルーター最新機種・L02

WiMAX L02

WiMAX L02

同じく2019年1月に発売されたのが、WiMAXのホームルーター最新機種のHOME L02だ。こちらはモバイルルーターW06とは異なり、持ち歩きタイプではなく、自宅用の据え置きタイプのルーターだ。このL02も下り最大速度が1Gbps対応と、これまでのWiMAXのホームルーター機種や、他のソフトバンクエアーなどのホームルーターサービスと比較しても最速の端末となっている。

もはや固定回線は要らないのかもしれない

自宅用のインターネット回線の代表格と言えば、フレッツ光auひかりなどの光回線サービスになるが、これらの自宅用固定回線の速度スペックが下り最大速度1Gbpsだ。今回、WiMAXのホームルーター最新機種はこれら固定回線の速度に“追いついた”と表現して良いだろう。

さらに、光回線などの固定回線の場合、回線開通工事が必要であったり、マンションなどでは共用回線となっており実測速度が遅かったり、引越し時には解約・撤去手続きなどの手間・面倒・使い勝手の悪さが伴う。

これと比較してWiMAXのホームルーターの利点が開通工事が不要で、コンセントさえ挿せばインターネット接続が可能という手軽さだ。これまでは「それでも固定回線の方が通信速度が速いから…」という理由で、固定回線を選ぶユーザーが多かったものと想像できるが、WiMAXのホームルーターの下り最大通信速度が1Gbpsに達したいま、もはや固定回線を契約しようと考える人が減ってくるのかもしれない。

それくらいのインパクトを伴うのがWiMAXのホームルーター最新機種L02と考えて良いだろう。

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WiMAXは最速のポケットWiFIサービスになったのか?

WiMAX以外のポケットWiFiサービスには、ドコモやソフトバンクなどのキャリアが提供するモバイルWiFiルーターの他、E-mobileWillcomなどの流れを汲むY!mobileYahoo! Japanが提供するYahoo! Wi-Fiなどのサービスがあるが、今回の最新機種W06やL02の登場により、WiMAXは最速のポケットWiFiサービスになったのだろうか?

答えは、その通り。現時点ではWiMAXが最速のポケットWiFiと言っていいだろう。

例えば、これまで最速級の速度のモバイルWiFiルーターであったドコモ(NTT docomo)のWi-Fi STATION N-01Jは下り最大速度788Mbps対応だ。また、ソフトバンク系のポケットWiFiではアドバンスモードと呼ばれる特殊な通信モードで下り最大速度612Mbpsの通信が可能だが、いずれも2019年1月発売のWiMAXモバイルルーター最新機種W06の通信速度よりも遅いものだ。

昨年1年間で、新たに数百万件の契約件数純増を獲得したWiMAXだが、2019年もこれらのルーター最新機種の導入効果もあり、引き続き快進撃が続きそうだ。

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WiMAXのギガ放題は何が「放題」なのか?

WiMAX

世の中にはさまざまなポケットWiFiサービスがあるが、中でもWiMAXの人気は断トツだ。WiMAXサービスを運営するUQコミュニケーションズによると2018年に契約者数は3,000万人を突破している。

WiMAXが人気であり、おすすめのポケットWiFiとされる理由の1つが、WiMAXの料金プラン「ギガ放題プラン」の存在だ。WiMAXには月間通信量が7GBまでの通常プランと、月間通信量が無制限のギガ放題プランの2つがあり、実にWiMAX契約者の8割がギガ放題プランを利用しているようだ。

一方、「月間無制限・使い放題のポケットWiFIなどと形容されるWiMAXのギガ放題プランだが、何が放題なのだろうか?本当に何も制限は無いのだろうか?

本記事ではWiMAXのギガ放題プランのサービス内容および注意すべきポイントについて徹底解説する。

なぜWiMAXのギガ放題が人気・おすすめなのか?

ポケットWiFIの中でもWiMAX、またWiMAXの中でもギガ放題プランが人気・おすすめの理由は、その名の通り「使い放題」のプランとして宣伝されているからだ。多くのポケットWiFiサービスはスマホや携帯と同様、月間通信量に制限があり、超過すると速度制限が発生してしまう。

WiMAXも他のポケットWiFiも月間通信量7GBまでの料金プランが標準・通常プランであることが多く、インターネット通信量が多いヘビーユーザーにとっては心許ない通信量だ。この月間通信量の7GB制限無しでポケットWiFiルーターを利用できる点がWiMAXギガ放題プランの大きな特徴だ。

なおかつ、WiMAXサービスを契約できるプロバイダの中でも料金の安いプロバイダを選んで契約すれば、月額利用料金3,500円前後でギガ放題プランを利用できる。無制限のポケットWiFiルーターを月額3,000円台で契約できるのは大きなメリットだろう。

スマホテザリングよりもWiMAXのギガ放題ははるかにお得

中には外出時のインターネットは、携帯やスマホで十分、タブレットやノートパソコンなどを使用する場合もスマホテザリングを活用している方もいるだろう。ところが、十分な通信量を確保しようと考えると、当然スマホの大容量プランの契約が必要となる。

ドコモの場合はウルトラデータパック、ソフトバンクの場合はギガモンスターなどの契約プランがあるが、いずれも月額利用料金は5,000円~10,000円と、インターネット通信量の多いヘビーユーザーほど費用負担が重くのしかかる。

またスマホテザリングの場合、スマホの電池消耗が早く、バッテリー切れの不安が絶えず付きまとう点もデメリットだ。

その点、WiMAXルーターを契約、ギガ放題プランに申し込みすれば、インターネットをはるかにお得な料金で利用でき、スマホの電池・バッテリーの問題も無くなる。さらに、携帯やスマホを使ってインターネット通信をすることが確実に減るため、最小容量の契約プランに変更できる点もメリットだ。

WiMAXのギガ放題プランを契約すれば固定・光回線も不要、解約可能

さらにお得になるのは、自宅用にフレッツ光などの固定インターネット回線を契約しているユーザーだろう。WiMAXのポケットWiFiルーターは外出先だけでなく、当然自宅でも利用可能で、ギガ放題プランを契約すれば自宅でも外出先でも月間通信量無制限でインターネットを利用可能になる。

つまり、もはや自宅用の固定回線契約すらも不要となる場合もあり、解約できればさらに料金・費用面でのメリットが大きくなる。

以上、これらの料金面でのメリットが理由で、ポケットWiFiとしてWiMAXのギガ放題プランが人気で、多数の人におすすめされているのだろうと推測できる。その一方で、実は完全無制限のポケットWiFiでは無い点は、WiMAXのギガ放題を契約する前に知っておくべき注意点だろう。

注意!完全無制限のポケットWiFiではない

WiMAXのギガ放題プランは、あくまで"月間通信量"が無制限であるだけで、速度制限などが一切無いプランとは言っていない。「ギガ放題」とは言え、完全なる使い放題プランでは無い点に注意が必要だ。

WiMAXのギガ放題プランにも制限があり、それが「ネットワーク混雑回避のための速度制限」と呼ばれる3日で10GBまでの通信量制限だ。月間通信量には制限が無いものの、直前3日間の合計通信量は10GBまでという制限があり、超過すると速度制限が発生する。

つまり、ギガ放題とは言え、速度制限無しで利用できるのは3日で10GB=30日(1ヶ月)で100GBである点が最大の注意点。WiMAXのギガ放題プランは「月間通信量100GB制限プラン」とも言えそうな内容だ。

通常のネット利用であれば、3日で10GBを超過することは稀

WiMAXのギガ放題プランが実際は月間通信量100GBまでのプラン、であるにもかかわらず人気なのは、特定のヘビーユーザーを除いて、通常のネット利用の範囲であれば3日で10GBの通信量を超過することは稀で、無制限に近い感覚で利用できるユーザーの方が多い、というのが理由の1つだろう。

「毎日高画質のネット動画を2時間以上見る」

「毎日数時間、Skypeなどのビデオ通話を利用する」

「オンラインゲームを長時間やる」

などのヘビーユーザーでない限り、WiMAXルーターで3日間・10GBの通信量制限を超えることはなかなか難しく、その点で3日間で10GBは十分な通信量が提供されているとも言える。

3日で10GBを超過しても、発生する速度制限は比較的緩いもの

また例え、直近3日間で10GBの通信量を超過したとしても、発生する速度制限は時間帯が午後6時から深夜2時までの8時間と限定されており、それ以外の時間帯は通常の速度で(制限の無い状態で)インターネット通信ができるというのも、WiMAXのギガ放題プランが人気の理由の1つだろう。WiMAXルーターを日中時間帯の仕事でしか使わないような人にとっては、3日間で10GBの通信量を超過しても全く速度制限に気づかず、完全無制限に近い状態でWiMAXを利用できる可能性がある。

また、3日間で10GB超過時に発生する速度制限期間中も、通信速度最大約1Mbpsでインターネット通信が可能であり、全くネットができなくなる訳では無い、比較的緩い制限であることもギガ放題プランのメリットの1つだ。

このように、WiMAXのギガ放題プランは完全無制限のポケットWiFiサービスでは無い点に注意が必要だが、利用の仕方によっては完全無制限に近い状態で利用することも可能なサービスである点が、おすすめされる理由の1つと考えられる。

結論:ポケットWiFi各サービスの無制限プランの中で比較すると、WiMAXのギガ放題がおすすめ

実は、結論で言うとWiMAXのギガ放題プランは、多数のポケットWiFiサービスの中で圧倒的NO.1のおすすめサービスであることは変わらない。なぜならば、他のポケットWiFiサービスにも完全無制限の料金プランは存在しないからだ。どのポケットWiFiにもWiMAXのギガ放題プランのような「月間無制限」を謳うプランは存在するのだが、WiMAXと同様に直前3日間での通信量制限が必ずと言ってよいほど存在する。

ポケットWiFiサービスの中には月間通信量が無制限でも3日間での通信量は2GBまでの制限があるプランもあり、実質は月間通信量20GB制限のプランとなっているようなケースもある。

ポケットWiFiのサービス選び・プラン選びでは「無制限」という言葉に踊らされないことに注意が必要だが、いずれにせよネット通信量がある程度多いヘビーユーザーにとってのおすすめは、実質月間通信量100GBまで利用可能で、速度制限が発生したとしても比較的緩い、WiMAXのギガ放題プランがおすすめであることは変わらないだろう。

  

<参考記事>

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www.uqwimax.jp