自宅は光回線なのにWiFiが遅い…そんな時どうする?

テレワークの増加などの影響で、世の中的にインターネットのトラフィック総量が増加しているようだ。特に、ZOOMなどのテレビ会議が増えたり、会社のPCとのリモートデスクトップ接続など、インターネット通信量が多くなる使い方も一因だろう。

そのような中、自宅でフレッツ光auひかりなどの固定回線を契約中にもかかわらず、家の中のWiFiが遅い、インターネット速度が遅くてテレワーク中の仕事が捗らない…などの口コミも多い印象だ。

世の中的にインターネットが混雑しているから仕方ないと諦めるべきか?自宅のWiFiインターネットが遅い時、できる対処方法には何があるか?このページでまとめて解説・紹介したい。

参考)

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news.yahoo.co.jp

自宅は光回線なのにWiFiが遅い…原因には何が考えられるか

「自宅用のインターネットに光回線を契約、普段は高速で不満がないのに、なぜか最近WiFiが遅い気がする…」

社会的にテレワークや在宅勤務が増える中、インターネットのトラフィック総量が増え、自宅のインターネット速度に不満を感じる方も増えているようだ。特にフレッツ光auひかりなど光回線のインターネット接続サービスを契約、以前は高速インターネットを利用できたのに…という方でも通信速度に悩む口コミが増えている

そして、これは光回線契約者だけの話ではない。自宅用のインターネットに据え置き型のホームWiFiルーターを利用中の方や、外出先でも使えるポケットWiFiルーターの利用者にも、「最近、WiFiインターネットが遅い」と感じる方が少なくないようだ。

世の中的にインターネットが混んでいるから仕方ない、と諦めるべきだろうか?いや、場合によってはWiFiルーターの設定変更などで通信速度を改善・高速化できる場合もある。

まずは自宅のWiFiインターネットが遅い原因を考えてみよう。原因は、以下の2つのいずれかに分けて考えられる。

  1. 通信回線が遅いから、WiFiインターネットが遅い
  2. ルータースマホ・ノートパソコンなどの機器間の無線通信が遅いから、WiFiインターネットが遅い

このどちらが原因でインターネットが遅いかは、簡単に切り分け可能だ。ノートパソコンなどLANケーブル接続が可能な機器と使用中のWiFiルーターを有線接続すれば良い。WiFiではなく有線接続でインターネット通信を行って、

  • 通信速度に問題があれば、通信回線の問題WiFiインターネットが遅い
  • 通信速度に問題なければ、自宅内の無線通信が問題WiFiインターネットが遅い

と切り分けできる。自宅のWiFiが遅いと感じる場合、まずは上記の切り分けが対策の第一歩目におすすめだ。

1.通信回線が遅いから、WiFiインターネットが遅い

もしWiFiルーターと直接LANケーブルで有線接続してもインターネット速度が遅い場合、通信回線そのものが遅いと判断できるだろう。プロバイダの公式サイトなどを確認、通信障害等が発生していれば一時的な問題と切り分けできるが、障害等がない場合は、通信回線契約の変更(回線容量や速度を1つ上のプランに変える、または別サービスへの切り替え)や、回線の追加契約(固定回線に加えてホームルーター・ポケットWiFiを追加契約するなど)の検討がおすすめだ。

特に、マンションなど集合住宅の場合は、光回線など固定回線のインターネット通信サービスでも回線が共有されている場合もあり、在宅勤務者が増えるほど回線が混み合って遅くなることも予想される。この場合、追加で固定回線の契約が難しければ、端末さえあればインターネットを利用可能なホームWiFiルーターやポケットWiFiの追加契約もおすすめだ。場所によっては、遅い固定回線よりも通信速度が速い可能性もあるからだ。

2.自宅内の無線通信が遅いから、WiFiインターネットが遅い

もしWiFiルーターと直接LANケーブルで有線接続した場合はインターネット速度が十分に高速な場合、自宅内の無線WiFi通信に問題があると切り分けられるだろう。自宅のインターネット回線は高速なのに、WiFiルーターを経由した無線接続だけ遅い場合、原因には何が考えられるだろうか?

遅い原因として、主に以下の3つをまず確認すべきだろう。

  1. WiFiルーターの設置場所が悪い
  2. WiFi接続の周波数に問題がある
  3. WiFiルーターの性能劣化・機種が古い
2-1.自宅内のWiFiルーターの設置場所が悪い

 

光回線を使っているにもかかわらず自宅のWiFiインターネットが遅い場合、まず変更するべきがWiFiルーターの設置場所。WiFiルーターはできるだけ周囲に電波を遮るものがない状態が望ましく、WiFiルーターの周囲にあるものを移動させたり、高い位置に移動することがポイントだ。

2-2.WiFi接続の周波数に問題がある

WiFiルーターが発する電波は、2.4GHzと5GHzの2つの周波数を選べることが一般的だ。例えば、2.4GHzのWiFi電波は自宅内の広い範囲で受信しやすいのがメリットだが、他の電子機器が発する電波と干渉することもあり、この電波干渉が生じるとインターネット通信が遅い速度になる場合がある。この場合は、WiFiルーターの設定で周波数を5GHzに変更、できるだけWiFiルーターに近い場所でインターネット通信を試してみるのがおすすめだ。

2-3.WiFiルーターの性能劣化・機種が古い

また自宅で使用中のWiFiルーターの故障や性能劣化なども遅い速度の原因に考えられる。古い機種のWiFiルーターを使用している場合は、新しい製品に買い換えることで速度が大きく改善することも考えられる。

遅い速度が改善しない場合は通信回線契約の追加や変更もおすすめ

いろいろ試しても自宅内のインターネット速度が遅いままで改善しない場合は、新たな通信回線サービスを契約したり、既存の契約を見直すこともおすすめだ。もし現在、光回線のサービスを自宅で契約中で、現在よりも通信速度が高速なプランがある場合はプラン変更を検討したり、あるいは回線工事が難しい場合は、ホームWiFiルーターやポケットWiFiの追加契約もおすすめだ。

自宅用のWiFiインターネットにホームルーターの利用も増えている

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WiMAXのホームルーター端末

自宅用のインターネット手段として最も高速で安定的に利用できるのは、フレッツ光などの光回線・固定回線のサービスだろう。一方、回線工事が必要で、月額料金がやや高いなどのデメリットもある。

こうした中、工事の難しい賃貸住宅に住んでいる方や、少しでも通信費用を節約したい方に人気なのがソフトバンクSoftbank AirWiMAXのホームルーターだ。実際、自宅用のWiFi光回線ではなく、ホームWiFiルーターを導入して十分な速度でインターネットを利用できている人も多い。

固定回線と比較してホームWiFiルーターのメリットが、回線工事が不要で、端末が届き次第、すぐに自宅でインターネット利用を開始できる点だ。導入までの期間も短く、引っ越しがあっても持ち運べる点が魅力で、一人暮らしの単身者や引っ越しの多い世帯に人気だ。

自宅が、ソフトバンクLTE回線やWiMAX回線の電波を受信できるエリアであることが必要条件で、また固定回線と比較するとやや速度が遅い、通信が不安定な点がデメリットであるが、その分だけ安い月額料金で利用できる点も利点。特にWiMAXのホームルーターは2週間、無料でお試しレンタルも可能なため、光回線を契約中でも一度、速度がどの程度か試してみるのがおすすめだ。

使えるようであれば光回線と併用したり、あるいは自宅の光回線を解約してホームWiFiルーターに一本化できれば、インターネット費用の大幅な節約にも繋がるだろう。